ヴィジュアル系との出会い
みなさん、音楽聴いてますか?
私は大の音楽好き。
子供の頃から近くに音楽があり、40歳手前になった今でも音楽と共に生きています。
いい年して歌を口ずさみながら涙することもあります。
わずか4分くらいの中に色んなドラマや心模様、感動や悲哀が描かれている。
わずか4分くらいの曲から、映画1本分のシナリオが思い描ける。
音楽ってすごいですよね。
そんな私はヴィジュアル系を中心に、J-POPやらミクスチャやらアイドルやら、
良いと思った歌はジャンルを問わずに聴いています。
でもやっぱり一番よく聴くのはヴィジュアル系。
40手前のおっさんがヴィジュアル系かよ!
なんて言われたりもしますが好きなものは仕方ありません。
年齢なんて関係ない、自分が好きなものを聴けばいいじゃないですか。
そんな私がヴィジュアル系と出会ったのは高校2年の時でした。
忘れもしない、友人が半ば強引に黒夢のアルバム 「FAKE STAR」
を私に渡してきたことが全ての始まりなんです。
その時はヴィジュアル系にまるで興味がなかった私なので
ずっと借りることを拒否していたのですが、
「いいから! 黒夢最高やから! 聞けコノヤロー!」
と強引に貸してくれたわけですよ。
その結果……
黒夢最高!!!
もうすっかり黒夢の大ファンになってしまいました。
衝撃的でしたね。
CDをコンポに入れ、流れてきた曲は
アルバムのタイトルチューンでもある「FAKE STAR」。
この1曲を聞いただけで私の脳に電撃が走り抜けたごとく、
これまでにない感動を覚えたことを今でも鮮明に思い出せます。
それまではJ-POPの中でもいわゆる売れている曲しか聞いていなかったんですが、
J-POPっていかに上手く綺麗に歌を歌いあげるかってことが重要なんですよね。
聞いていて心地の良い歌声とメロディー。口ずさみやすいキャッチーさ。
そういった曲が世の中に溢れていましたし、
私もそんな曲に夢中になっていたんです。
が。
黒夢を聞いて私の考えは一変しました。
綺麗なだけが音楽じゃないんだ!
荒れ狂う楽器たちに声を枯らして叫び倒すボーカル、こんな表現方法があるんだ!
音楽ってこんなに自由だったんだ!!
この時ある種の悟りを開きましたね。
当時の私は、音楽とはこうあるべきだ、という固定観念に縛られていたんです。
ですが実際は、私が考えていたよりももっともっと音楽って自由なもので、
どこにも正解なんてないし、誰にも正解なんて決められない。
そんな大事なことに気付かせてくれたのが黒夢。
私にとって今でもとても大切なバンドです。
ちなみに黒夢で1番好きな曲は、ベタですが「少年」ですね。
悲しみや苦しみ、葛藤や不安などの少年心理が曲全体で見事に表現されています。
もう20年以上前の曲なんですが、今聞いても古臭さなんて微塵も感じません。
まぁこれはめちゃくちゃ有名な曲なので知ってる人も多いでしょう。
2番目に好きなのは「Sick 1997 Brust Version」。
こちらは「1994-1998 BEST OR WORST」に収録されてる曲なのですが、もう最高過ぎます。
これを初めて聞いた時、あまりにも良すぎて思わず笑ってしまったくらいですから。
元々は「Cruel」に収録されていた曲だったんですが、嬉しいことに再録してくれたんですねー。
原曲もかなり好きでしたが、再録の方が圧倒的に好き。
ここまで化けた再録を私は他に知りません。
ヴィジュアル系好きならこの2曲は是非とも聴いてもらいたい。
私はこうして無事黒夢にハマり、他のヴィジュアル系にも手を広げていき、
今現在に至るというわけです。
皆さんはどんな音楽が好きですか?
音楽を聴いて豊かな時間を過ごしませんか?